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dbジャケットをよりよく愉しむために!

ジャケットをちょっとしたことを知っておくと、もっとジャケットが好きになるポイントや、今回のジャケットのデザイン等、ぜひ知っておいてほしい事をお話しさせて頂きます!これでさらにジャケットスタイルの魅力的に演出頂けます! (最高品質を約束する、 MADE in  生地:イタリヤ/イギリス  縫製:日本 )

デザインについて

①前釦

【3つボタン段返り】

おしゃれなジャケットに多いスタイル。一番上のボタンがあるところに、ラペルの折り返しがかかっている仕様です(ミスではありません)。
釦は真中の釦だけをかけるようにしてください。あとは飾りボタンという感じです!

 

②ラペル

【ノッチラペル】

ジャケットの折り返されている衿の部分。ノッチというスタンダードな形にハイゴージ(位置が少し高い)デザインなります。
また、横に大きい幅のものをワイドラペルそして細いものをナローラペルといいます。体格や生地によりワイド、ナローでデザインしております。ネクタイをする時はこのラペル幅に合わせたものを選ぶようにしましょう!

 

③ステッチ

【AMFステッチ】 (*別途オプション)

衿やポケットの縁等に、ハンドメイド風に施されたステッチ(縫い目)のことをAMFステッチと呼びます。このAMFステッチを施すことで、手縫いの風合いが出て高級感が増します。

 

④袖

【4つ重ね釦】

袖ボタンの端を5ミリ程度重ねられたシルエット。
手仕事の多いイタリアのサルトリアに代表される釦のつけ方で袖釦穴の手かがりとともに、高い仕立て技術を要するディテールとされています。
高級感があり、大きく雰囲気を高めてくれるディテールデザイン。

【本切羽】 (*別途オプション)

本切羽とはボタンで開閉するスーツの袖口の事をいいます。ジャケットでは本切羽を外すと小慣れた感じに見えます。一つはずしや袖まくりなどオシャレですね。袖裏の生地もこだわった裏地を使用しております。私はあえて、1つ目と3つ目を外して遊び心を出してます。

 

⑤胸ポケット

【バルカポケット】

ナポリ式代表的なディテール!
胸ポケットの下側が「船底」のように柔らかくカーブしたものをいいます。
胸板の厚みから生まれる曲線を綺麗に見せるためのもので、ポケットが落ち着くデザインになっています。セクシーに見えます。

【箱チーフ】 (*別途オプション)

裏地を胸ポケットに使用。引っ張り出して簡単にポケットチーフにすることができます!

 

⑥ボタンの種類  (*水牛・貝・ナット 別途オプション)

ボタンは留めるという役割以外に装飾の役割もあります。いろんな種類がありますが、最高級とされる水牛や、ナット、貝ボタンの中からがあり生地や季節によりお選びしております。

【水牛】 (ライトブラウン ミディアムブラウン ダークブラウン)

水牛は高級ボタンとしてジャケットに重厚な雰囲気を漂わせることが出来ます。

【蝶貝】 (黒、白、茶)

貝は夏用のジャケットを軽快に見せる効果が有ります。
*貝ボタンはクリーニングで割れやすいというデメリットもあります。

【ナット】

ナットボタンは、ボタンに軽さを出したいときや冬生地にによく合います。

 

⑦腰ポケット

【アウトポケット】

カジュアル感をだし、ジャケパンとしてどのシーンでも着やすくしております。

 

⑧フロントカット

【ミラノカッタウェイ】

スーツジャケットの前身頃の裾に入れられるカッティングをフロントカットと呼び様々な種類があります。今回フロントカットが大きく広がっているカットでフロントがシャープにスッキリとしカジュアル感を演出します。

 

⑨ショルダー

【マニカカミーチャ】 (*別途オプション )

イタリア語で「シャツの袖」という意味で、シャツの袖付けのように肩にギャザーを寄せて付ける雨が降ったみたい。

この仕様はナポリに多い仕様で肩周りがすごく楽で着易く非常に優しい印象を与えてくれます。

 

⑩見返し

【アンコン仕様】 (*別途オプション)

アンコンジャケットとは、アンコンストラクテッド・ジャケットの略で、裏地、芯地、肩パットなどを使わずソフトな着心地でカジュアル感覚にしたもので、気取った雰囲気がなく、カジュアルなアイテムともコーディネートしやすいのが特徴です。背中周りに少しだけ裏地を使用し、個性を出してもグッド。

 

⑪裏地

(*キュプラ・デザイン裏地別途オプション)

様々な裏地をご用意しております

dbジャケット取扱いのご注意

モデルdbのオーダージャケットは主にイタリヤ、イギリスの高級生地を使用し、

最高級の国内工場で縫製され、職人の腕によりほぼハンドメイドでつくられております。

そうすることで、カチっとしたマシンメイドにはない

独特の立体感や柔かい曲線が特徴で、手造り感のる風合いとなっております。

出来るだけ生地を傷めないように優しく縫われた縫い目やボタン付け、

動きやすいよう“あえて縫い切らずに仕上げる”見返し。

ショルダーの作りやラペルの流れをとっても全て職人の手間と高度な技術をもって創り上げられた1着です。

そしてこのハンドメイドが

それぞれ微妙に苦ってくるこの世に2着とないアジのあるジャケットに仕上がります。

その為、既製品やマシンメイドでつくったものと違い、“弱い、もろい”という欠点もあります。

既製服と同じように扱ってしまうと生地が破れたり、縫い目が切れたり、ボタンが取れたやすかったりします。

また、同じサイズでも生地によりどうしても着たサイズ感が違ってきます。

以下のお手入れの方法を参考にして末永くご愛用頂ければ幸いです。

 

 

お手入れについて

 

①クリーニング

■洗濯
自宅で洗濯はしないようにしてください。テーラードジャケットは、ある程度着用し続けるとシワが出来たり、毛玉が出来たり、ほつれや着崩れなども起きる場合があります。そして何より、汚れが蓄積してきます。日々のお手入れと、適度なクリーニングにより長持ちさせることが可能です。

■クリーニング店選び
クリーニング店はお店によって得意分野が異なる為、出来るだけテーラードジャケットをしっかりと洗い上げ、また仕上げることが出来るお店を選びましょう。

■クリーニングの頻度
クリーニングは汚れなど個人差がありますがシーズン中に最低1回と、シーズン終了後がお薦めします。またクリーニングに出すときは貝ボタンなど割れやすい釦の場合はその旨を伝えアルミなどをまいてもらうといいでしょう。

■水洗い
出来れば水洗いしたいですね。近年ドライクリーニング品を水洗いする技術を持つお店が増えていますが、技術にも差もありますので、実績なども聞きながらお店を選びましょう。技術があっても製品により色が抜けたりする場合もありますので、店員に相談しながら決めるようにしましょう。

■仕上げ技術
ジャケットは、クリーニング処理により立体的に処理されていた箇所が崩れてしまいます。そこで、ただのシワ取りという感覚ではなく、元の形状に復元出来るアパレル仕上げ技術を持つお店をお薦めします。

 

②普段のお手入れ

■ブラッシング
外には、目に見えないチリやゴミは、表地の繊維内部に潜り込みます。ほっとくと落ちにくい汚れに変化したりニオイのもとになったりします。必ず外出先から戻ったら、ブラッシングしてから収納しましょう。ブラッシングは優しく。

■保管
スーツカバーから取り出し、肩幅の合ったハンガーに吊るしておきましょう。
そして、仕舞う場合は、詰め込み過ぎないようにしましょう。

■修理
ボタンが割れた、生地が破れたなど修理が必要な場合はお近くの洋服の病院などにお持ちすると意外と安く直してくれたいります。同生地の端キレと釦予備を同封しておりますので修理などにご利用ください

 

③お勧めしない活用法

■自転車(特にロード・クロスバイク)にのる。
自転車は、股下に必要以上の摩擦が生じ。生地がもろく破れやすくなります。また前にかがむ姿勢がジャケットの肩や背に負担がかかりこれもまた破れなどの原因となります。

■ショルダーバックをかける
肩から掛けるショルダーバックはジャケットの生地を傷める原因となります。出来るだけ手で持つタイプのバックがお勧めです。

■ポケットの物を入れる
よくやってしまいがちな事ですが、ポケットに何でもかんでも入れてしまうのは生地がよれシルエットが壊れるのでおすすめしません。出来るだけカバンに入れるようにしましょう。

 

コーディネートの入門知識

 

ジャケットの魅力を最大限に発揮する為に押さえておきたいポイントです!

 

コーディネートの注意点

1.ジャケットパンツはタイト目にきめる。ややキツメがお勧めです。

2.ジャケットが柄有ならその他は無地に(チェック×チェックは難易度が高い)

3.やるならチェックの大きさを変える。チェックの色数を2色以内で合わせる。

4.チェックの色を拾ってコーディネートする。

5.季節感のある素材を着る(夏:麻  冬:ツイード等)

6.靴とベルトの色は合わせる

 

■シャツ
おすすめカラー(衿のタイプ)ホリゾンタルカラー ワイドカラー

コットン素材*季節やジャケットの素材により麻もグッド!
NGポリエステル生地のシャツは安っぽく見えるのでお勧めできません。dbジャケットは基本ウール100%などお値段のわりにこう生地を使用しているため、ポリエステル系はせっかくの高級ジャケットがチープ感が出る恐れがあります。

■パンツ
ジャケットと同じく出来るだけ細身のものを選ぶようにしましょう!スソが適度に絞られていて、丈もあまり長くならない方(くるぶしが出る程度)がすっきりとまとまりオシャレに見えます。ビジネスやシーンによっては長めの丈(ハーフクッションまで)で対応しましょう。

【スラックス】
・ウール素材(ビジネス・ドレスシーンで有効)
*オールシーズンOK
*カラーグレー系、紺系、黒が主流

【チノ(コットン)パンツ】
・コットン素材(カジュアルシーンやスマートカジュアルでも有効 )
*オールシーズンOK
*カラーバリエーション豊富

■ジレ(ベスト)
全体的に上品でオシャレ度が上がります。女子うけもいいアイテム。ジャケットと同じ生地か、無地の生地が使いやすいです。ジャケットが明るめならジレは暗めで、暗めなら明るめで合わせるといいです。

■靴これだけあれば大丈夫。

《靴の色》
紺  ・ 黒  ・ 茶

《種類》フォーマル順に
①プレーントゥ
②Uチップ
③チャッカブーツ
④ローファー
⑤モカシン
ジャケパンにはローファ-が使いやすでしょう。またローファーでもタッセルが付いているローファーはフォーマルな場でも使えるので持っておくと便利です。
冬は履き口が浅いモノ、夏は深いモノが季節感が合っていいですね。

■ポケットチーフ
素材 シルクもしくは麻(ジャケットの素材感に合わせる)
・ジャケットと同系色・ジャケットの反対色・ネクタイと同系

《チーフの指し方》
クラシック
スクエア
2ピークス
エレガント
3ピーク
クラッシュ
パフド

*パフドやクラッスがゴージャスに見えしかも簡単にできます!

 

投稿者プロフィール

DEAR BARBER
DEAR BARBER㈱dbqp.co代表取締役COO / DEAR BARBERマネジャー
1981年愛媛県生まれ。某理美容室で14年間勤務後30代からの大人紳士の理容室DEAR BARBERをオープン。もっと身近にもっと楽しくダンディーライフを楽しんでもらうため2014年11月株式会社dbqp.coを設立。理容室の経営のみならず、メンズコスメの製造販売、ジャケット通販サイト”ダンディズムコレクション”のプロデューサーを務める。