以前、簡単にできるセットのお話をしました。
今回はそこを深く突っ込んで お話しします!
セット(ブロー)の理屈がわかれば
毎朝のセットも簡単に楽しく出しますよ~
髪の毛にある4つの結合 を知る!
髪には4つの結合があり、これらがつながって髪は弾力やコシがあります!
引っ張っても簡単には切れないでしょ!
この結合、簡単に言うと 髪を固定してる “クサリ(鎖)” みたいなもの!
このクサリ 実は4種類あります
①つめはペプチドのクサリ
②つめはシスチンのクサリ
③つめはイオンのクサリ
④つは水素のクサリ
そしてこのそれぞれのクサリは ある条件で
「切れたり」「くっついたり」するんです
①ペプチドのクサリ
髪の芯にあるもっとも強いクサリです。
そしてこのクサリだけは 切れると二度とくっつきません・・・(ご愁傷様)
これが切れると 髪を濡らして引っ張ると
ビヨーーーンと伸びます!
こうなるともう髪とは呼んではいけません・・・
リカちゃん毛と呼びます(笑)
これはどんな時に切れるかというと・・・
・ハイブリーチ
・度重なるケミカルダメージ・・・
②シスチンのクサリ
髪の中にあります。
パーマ液などの1液(還元)で切れ 2液(酸化)でくっつきます!
パーマで髪が曲がるのは
1.このクサリを切って
2.ロッドに巻いた形で
3.クサリをくっつけている
という事なんですね
③イオンのクサリ
パーマやカラー 日常ではシャンプーや海水などの”アルカリ性”で切れ 、酸リンス等の”酸性”でくつきます
よく「髪は弱酸性がいい!」というのはこの②のクサリが くっついた状態だからなんですね。
さて ②も③も、 パーマやカラーなどで切った場合は“くっつける処理” が必要なんです。
このくっつける事を後処理といいますが、適当にしてるサロンがめちゃくちゃ多い!!
へたすれば“しない”ところも・・・・
クサリ切りっぱなしでお家に帰ったら どうなるんでしょうかね~
その時はいいですが これほど無責任なことないですよ。
dbは後処理はしっかりと 時間とコストを結構かけてます!
見えないところが大事です!!
あと自分でカラーする方も
この後処理ができないのが サロンカラーと大きく違うところですね・・・
④水素のクサリ
髪の表面にあるクサリです
④のクサリは ”水”で切れて”乾燥”でくっつく手軽なクサリなんです
そうなんです!毎日あなたが “切って“ ”くっつけ“をしているのです。
そして 冷えることでその形を安定させます!
これをコントロールすることが 「ブロー」 という事です!
「うまくいかない」といくら同じ場所にドライヤーをかけても
形が決まらないという事は「すでにクサリがくっついている」
*専門用語で“オーバードライ”というということです。
だから、一度髪を濡らして“クサリを切って”から 決めたい形にドライヤーすればいいのです!
もうめちゃ簡単に 思う通りになりますよ!
ぜひやってみてください。
投稿者プロフィール
- 1981年愛媛県生まれ。某理美容室で14年間勤務後30代からの大人紳士の理容室DEAR BARBERをオープン。もっと身近にもっと楽しくダンディーライフを楽しんでもらうため2014年11月株式会社dbqp.coを設立。理容室の経営のみならず、メンズコスメの製造販売、ジャケット通販サイト”ダンディズムコレクション”のプロデューサーを務める。
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